「絵本画家 赤羽末吉展」at静岡市美術館


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  東京から大阪へ向かう新幹線を途中下車して、静岡市美術館の「絵本画家赤羽末吉展」に行ってきました。

赤羽末吉と言えば「スーホの白い馬」。モンゴルの雄大な大地を背景に、少年と馬の友情を描く、悲しくも美しいお話です。

 ペーパーバック版(福音館のこどものとも67号)として出版した作品を、ハードカバーにするに際し、すべて描きなおされたそうです。こどものとも版の絵も素晴らしく、見比べてみるのも楽しいです。

 今回の展示で、赤羽末吉の絵の可愛さ(おちゃめさ?)に気づきました!赤羽末吉の絵と言えば、シブイ(いい意味です)と思っていたのですが、原画でじっくり見るとすごくキュート!登場人物たちの表情が茶目っ気たっぷりだったり、絵にちょっとしたシャレを潜ませていたり。

 

『おへそがえるごん』は、よく見ると腰に耳かきをさしているのです!エー!かわいい!

 

『そら、にげろ』という絵本が、新たなお気に入りになりました。来ている服から、「もよう」が逃げ出し、それをおいかけるストーリー。ことばなしに繰り広げられる「もよう」とのやりとりが、ユーモアたっぷり。

 

『チワンのにしき』がとても懐かしかったです。(小学校のころの国語の教科書に載っていたのかな…?)

 おばばの織る鮮やかな錦はどんなだろうと、子どものころ想像していました。家があって、木々があって…と、村をあらわしたもようが錦に織り込まれているのですが、最後にそれが現実として立ち現れてくるというところが、とても好きでした。

 

 2021年も教文館さんやちひろ美術館で、赤羽末吉さんの展覧会があるようです。楽しみですね。

 

 

スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)

スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者:大塚 勇三
  • 発売日: 1967/10/01
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

 

 

そら、にげろ

そら、にげろ

 

 

 

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静岡は海鮮が美味しいらしい!ということで海鮮丼でも食べたかったけど、時間がなくて、お寿司をテイクアウトして新幹線にのりました。美味しかった!静岡ちらしっていうのもあるらしい。今度はそれ食べたい。


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お土産にお茶とうなぎパイも購入。美術館でお買い物したら、ちびまるこちゃんの絵のお茶パックをもらいました。嬉しかった~。

美術館の1階にある戸田書店、閉店していた…。ステキなショウウインドウ…f:id:enaminokko:20210323140734j:plain

 

<東京~大阪間で、静岡に途中下車する方法>

東京から「ひかり」に乗ります。東京→静岡(5940円)

静岡から「ひかり」に乗ります。静岡→新大阪(10560円)

新大阪⇔東京間より+2630円(自由席)で、静岡に途中下車することができます。

※「のぞみ」は、静岡に止まらないので注意!「ひかり」にのりましたよ~。

※乗換案内見たら、名古屋で「のぞみ」に乗り換えるって書いてたから、乗り換えてみた。新幹線乗り換えるって初めて!