「みみをすますように 酒井駒子展」at PLAY!MUSEUM
立川のPLAY!MUSEUMで開催中の「酒井駒子展」
一時休館していましたが、再開されたみたいです。
前回のアーノルド・ローベル展の時も思ったけれど、ここの美術館は、展示方法がとても素敵。
会場に入ったら、木の、何これ、タワー?みたいなのが、林立している。膝丈くらいのそれを覗き込むと、原画が見られるようになっています。
木の什器が効果的に使われていて、円状になっている什器も。
言葉では表し難い展示方法。
額に絵が入っていて壁にかけられているというのが、私の知っている絵の展覧会ですが、全く違う、新しい展示方法に刺激を受けます。
酒井さんは、段ボールをキャンバスにして絵を描かれることも多いのですね。『BとIとRとD』の原画も段ボールに描かれていましたが、レースやスタンプなども使われていて、原画で見るとより効果的に感じられました。
段ボールの粗雑な感じと、酒井さんの繊細な絵が、絶妙に調和している気がします。お互いを和らげあうみたいな感じ…?
よるくまの展示は、黒い布で囲われた芝居小部屋のような中で展示されていて雰囲気たっぷりです。
入口でファイルを渡され、
「4箇所に言葉が印刷された紙があるので、それを集めてファイルに入れてお持ち帰りください」と言われました。
会場のところどころに置かれた紙には、絵本に出てくる言葉が手触りの良い美しい紙に印刷されていました。
白い紙にインクなしで活版印刷してあるようなものも。
繊細…っ!
今回も、半分くらいは写真撮影オッケーでした。
そこもPLAY!MUSEUMのすごいところだなあと思います。