コンサーティーナ練習記録 2021年
コンサーティーナに憧れて、
お茶の水の谷口楽器さんでアングロコンサーティーナを購入したのは2020年のこと。
こちらが私のコンサーティーナ!
ご厚意で何の音が出るのかわかるシートをつけていただいたのですが(写真撮る時はずしてしまった…)、すごくすごく便利! これがなければ手も足も出なかっただろう…。
楽器の経験は、幼少期のピアノ、そして近年はウクレレ(和音しか弾けない)。
ウクレレを始めたときは、3カ月くらい教室に通って基礎的なことを身に着けたので、
同じようにコンサーティーナも習いに行きたいと思っていたのだけれど、コンサーティーナ教室といったものは現在ほとんどなく、独学で学ばなければいけないことを購入の際に知った。
アングロコンサーティーナに関しては楽譜集も存在しないみたいで。
それでも、ピアノの楽譜で同じように弾けるだろうと軽く思っていたら、そう簡単にはいかなかった。
コンサーティーナは蛇腹を押しているときに出る音と、引いているときに出る音が違う。
左右それぞれボタンがあるのだけれど、真ん中のラインに並んでいるボタンを基準とすると、蛇腹を押したときが「ドミソ」、引いた時が「レファラシ」が出る、ということ、なのかな?(いまだにわかっていない)
だから、蛇腹を押しながら、右手で真ん中ラインの「ド」を弾いたときには、左手で真ん中ラインの「ラ」を弾くのは難しい。しかし、探せば押しながら弾ける「ラ」のボタンがある。
そこが思った以上に複雑だった。こんなにも「ド」と「ラ」を一緒に弾く瞬間があるなんて…。自分が音楽に対して無学すぎた…。
結局、押し引きを踏まえて考えた楽譜(もどき)を自分で書きおこすことに。
しかも、ピアノの楽譜、読めると思ってたのにあまり読めなかったことには自分でも衝撃を受けた。
かろうじて「ド」はわかるので、一本ずつ五線譜をおさえて何の音か確認しながら読んでる…。
読めないということはもちろん書けないので、楽譜もどきは全部ドレミ(カタカナ表記)で書くことに。
↑自分でも何を書いているかわからない楽譜もどき
時間をかけて楽譜もどきが出来上がった後、実際に弾きながら練習を始めたら
「やっぱりここはこっちの和音だな」
「押して弾くと思ってたけど引いて弾かないと通して弾けないな」(蛇腹の押引きのバランスを考えないといけない)
と、問題続出。練習をしながら楽譜を修正していく。
結果として、弾くこともそうだけれど、楽譜を作ることが自分にはかなり困難な作業だった。
というわけでかなり亀の歩みだけれど、弾けるようになった曲を、記録の意味もあり、自分を鼓舞する意味もあり、ドレミ付きで動画に残すことに。
目標は1年で6曲!
なんとか先日、6曲目まで更新できた!バンザイ!!!
①Happy Birthday
短くて、そんなに難しくないと思います。
弾けるようになると、友達のお誕生日の時に重宝します。
②さんぽ
いきなり難しい。でもコンサーティーナの音色にピッタリ。
テンポがゆっくりなので少し弾きやすい。コンサーティーナってジブリとも親和性がある。
④ドレミのうた
和音は繰り返しが多いので弾きやすい。しかしテンポがいいのと結構長いので、その点では難しい。
⑤にじ
めちゃくちゃ難しくて、一回挫折した。でも好きな曲なので、何度弾いても飽きないのがよかった。
⑥ウィンター・ワンダーランド
難しい…。弾いたことない和音がいっぱい出てくる。テンポも速い。でも弾いてて楽しい曲です。
Winter Wonderlandは、「もものこシアター」で使いたかったので、1週間毎日2時間ずつくらい練習したらなんとか弾けた。難しかったけど最短で形になったかも。
「もものこシアター」で、アドベントカレンダーのBGMに使用。
なぜかこの動画、著作権にひっかかる(広告が入る)らしくて。
曲の著作権は切れているはずだけど、どうやらレコード会社が権利を持っているってこと…? どういうこと? 大人の方教えてください。
まだまだボタンの位置を覚えられていないので、とにかく指が覚えるまで練習するという感じ。
指が覚えているところを押さえるので、たまに自分が何の音を弾いてるのかわからないときもある。
そして、しばらくたったら指が忘れて弾けなくなる…。
だから多分今弾けるのはWinter Wonderlandだけ…。ほかの曲もおさらいしなければ…。
そう、あとからおさらいができるという意味でも、ドレミ付きの動画を残しておくことは自分の為になった。手書きの楽譜、字が汚すぎて意味がわからないので…。
梅雨の終わりに「にじ」を練習し始めたけど、別のことで手いっぱいになって、完全に練習がストップ。
2カ月くらい弾かず、「もう全く弾けない…」とくじけそうになり、楽器に触るのも怖いくらいだった。
そんな時に「ココナラ」で、オンライン講座をされている方を見つけて、思い切って受講。
本当に久しぶりにコンサーティーナに触れて、それがきっかけでまた練習を再開することができた。
(そういう「きっかけ」は上手に活用していきたいものだなーと。)
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とても親切に教えていただきました!
私にとってはコンサーティーナは長年憧れの楽器だったのだけれど、知り合いに聞くと「知らない」という人も多い。
一体自分は何がきっかけでこの楽器を知ったのだろう…。
直近だと映画『ラプンツェル』でもこの楽器を奏でてるキャラクターを見た気がするけど…
と思っていたら、下の妹が
「お姉ちゃん、バートにでもなるつもりなん?」と言った。
バート…?? あ!!!
バートと言えば、
映画『メリー・ポピンズ』に出てくる、主人公メリー・ポピンズの友人。
そして、我々姉妹の永遠の恋人。
私たちは何度となくこの映画を見ては、
「バートがイケメンすぎる…」
「バートと結婚したい…」
「でもバートの経済力では結婚は…」
「大丈夫、私が養うから…」
と話してきました。(何の話や)
バートは大道芸や煙突掃除をして暮らしており、いわゆる「定職」にはついていないようす。
ぼろをまとい顔も汚れた感じ…でもバートにはユーモアがあって、ダンスも歌もうまくて、いつも夢を抱いていて笑顔で……私たちは今も昔も彼に夢中。
ハッ! 私のダメンズの礎がここに…?
いや、男はお金じゃないってことをバートが教えてくれたのだ!(力強く!)
前置きが長くなりましたが、そんなバートが、大道芸をするときに弾いている楽器!
それがコンサーティーナだった!
忘れてた~!潜在意識に刷り込まれていた!
ぜひお確かめください。
思えば、ディズニー映画『ピノキオ』でも『白雪姫』でもコンサーティーナらしき楽器が出てきています。
ディズニー映画と親和性が高い楽器なのかもしれません。(当方ディズニー映画育ち)
そんな憧れの楽器に実際に触れることができて、弾くのは本当に難しいのだけれど嬉しい。
来年も少しずつ弾ける曲を増やしていきたい。
しかし、YouTubeを見ていると、とてもお上手な方がいらっしゃって、
どう考えても自分の指がこんな風に動くとは思えないような運指をしているんだよなあ…。
右と左が別の生き物みたいな動き方。左も和音だけじゃなくてメロディみたいなの弾いてるし…。
いつかはそんな風に弾きこなせる日が来るんだろうか…。
実は新しい楽器にも挑戦したい今日この頃なのだけれど…
あまりあちこちに手を出さないほうがいいのだろうか。
悩みどころです。