「田村セツコ展」at 弥生美術館

田村セツコ展 at 弥生美術館にいってきた! 私のイラストエッセイ好きは、田村セツコさんと青山みるくさんから始まった! 子どものころ、サンリオから発刊されている「いちご新聞」(サンリオショップで買える、当時150円くらいだった新聞!)で連載されてい…

愛は不思議 子どもの本に描かれた恋愛

『だれかを好きになった日に読む本 きょうはこの本読みたいな(1)』 (現代児童文学研究会/編 偕成社/刊) 多分小学校4年生くらいの時、学校の図書館で出会ったこの本に、大きな衝撃を受けた一冊。 現在重版未定本。 ネットのレビューを見ると、様々な人がこ…

ルンペルシュティルツヒェンー名前を知られてはいけないー

ルンペルシュティルツヒェン現象 「ルンペルシュティルツヒェン現象」(ルンペルシュティルツキン現象)という心理学用語がある 「対象の名前を知る(もしくは付ける)ことで、安心したり、それを理解した気になる」 という心理現象で、グリム童話「ルンペル…

『動物会議』に雌牛の席はない

1.完訳版『動物会議』を読んで 2.抄訳版『どうぶつ会議』を読んで 3.PLAY!MUSEUM『どうぶつかいぎ展』 (2022年4月17日・追記) 1.完訳版『動物会議』を読んで 大好きな美術館、立川のPLAY!MUSEUMで 『動物会議』(エーリッヒ・ケ…

コンサーティーナ練習記録 2021年

コンサーティーナに憧れて、 お茶の水の谷口楽器さんでアングロコンサーティーナを購入したのは2020年のこと。 こちらが私のコンサーティーナ! ご厚意で何の音が出るのかわかるシートをつけていただいたのですが(写真撮る時はずしてしまった…)、すごくす…

『秘密の花園』に描かれた魔法

※未読の方ご注意!ネタバレありまくりです。 『秘密の花園』。子どもの頃、テレビアニメでやっているのを見ていました。 両親を亡くし、生まれ育ったインドから遠いイギリスに住む叔父の家に引き取られることになった少女メリー。気むずかしい、と言われてい…

私たちは魔法使いになれる ~『秘密の花園』と「もものこシアター」制作裏話~

大人になってから『秘密の花園』を読んで、いたく感動しました。 子どものころテレビアニメでやっていたのを見ていたので、「大体筋は知っている」と高をくくって、今まで原作を読んでいなかったことを後悔するくらい。 いや、しかし、子どもの頃の自分にこ…

「100%ORANGE オレンジ・ジュース」展 at千葉県立美術館

100%ORANGE オレンジ・ジュース展 at 千葉県立美術館 大好きな100%ORANGEさんの展示ということで、行ってきました、千葉県立美術館。 千葉市美術館と勘違いしてました。間違えそうになりました。 千葉からはばたく新世代アート展 千葉の新進作家vol.2 100…

「ぐりとぐら しあわせの本」展at PLAY!MUSEUM

「ぐりとぐら しあわせの本」展 「おはなしの世界に入ってみたい……!」 多くの子どもや大人が思い描く夢だと思います。 そんな願いをかなえてくれるのが、PLAY!MUSEUMで開催中の「ぐりとぐら しあわせの本展」 『ぐりとぐら』の絵本の世界が、大きくなって飛…

「みみをすますように 酒井駒子展」at PLAY!MUSEUM

みみをすますように 酒井駒子展 立川のPLAY!MUSEUMで開催中の「酒井駒子展」一時休館していましたが、再開されたみたいです。 前回のアーノルド・ローベル展の時も思ったけれど、ここの美術館は、展示方法がとても素敵。 会場に入ったら、木の、何これ、タ…

ありがとう、エリック・カールさん

ありがとう、エリック・カールさん 絵本作家のエリック・カールさんが、2021年5月23日に逝去されたとのこと。 ご冥福をお祈りいたします。 エリック・カールさんと言えば、『はらぺこあおむし』!。 カラフルな色、穴の開いたしかけ、美味しいもの、…

「国宝 鳥獣戯画のすべて」展 at 東京国立博物館

国宝 鳥獣戯画のすべて展 上野公園は春の陽気でポカポカ。上野動物園は休園中でした。お客さんのいない動物園で、動物たちはどんな日々を過ごしているんだろうと思いをはせながら、東京国立博物館へ向かいました。 東京国立博物館は、基本事前にチケット購入…

【映画】「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」

映画「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」 ヘンリーダーガーは、19世紀末にアメリカで生まれ、母を早くに亡くし、精神障害と診断されて父からも引き離され孤独な子供時代を送った。青年期以降、掃除夫として働く傍ら、たった1人で誰にも見せることのな…

「佐藤可士和展」 at国立新美術館

佐藤可士和展 乃木坂駅直結の国立美術館で、佐藤可士和展に。 企業ロゴを大きくしたり立体化した展示が圧巻。 整理が子どものころから好きだったという佐藤可士和が、撮っ散らかった顧客のニーズを聞いて、それを整理してデザインに落とし込んでいく様は見事…

「河鍋暁斎の底力展」at東京ステーションギャラリー

河鍋暁斎の底力展 河鍋暁斎は江戸から明治にかけて活躍した絵師。 私が河鍋暁斎を知ったのはつい最近なのですが、河鍋暁斎という人はとても人気のある作家で、年に1回くらいは展覧会があるそうです。 今回東京ステーションギャラリーで開催された展示は、「…

「絵本画家 赤羽末吉展」at静岡市美術館

東京から大阪へ向かう新幹線を途中下車して、静岡市美術館の「絵本画家赤羽末吉展」に行ってきました。 赤羽末吉と言えば「スーホの白い馬」。モンゴルの雄大な大地を背景に、少年と馬の友情を描く、悲しくも美しいお話です。 ペーパーバック版(福音館のこ…

「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展 at PLAY!MUSEUM立川

アーノルド・ローベル展 ちょっとひねくれたところもある、がまカエルの「がまくん」と、カエルの「かえるくん」、シリーズでおなじみの、アーノルド・ローベルの日本初の本格的な展覧会が、立川のPLAY!MUSEAMで開催されていたので、行ってきました! 立川で…